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交通事故の過失割合

過失割合を決める基準とは

過失割合が決定される基準

保険会社は警察が作成した事故証明を元に過失割合を決定しているわけですが、その際の基準となるものも存在します。
交通事故の多くは、過去に類似した内容の交通事故が発生していて、それらを参考にすることができます。交通事故の過失割合を巡り民事裁判が提起されるケースもあり、類似した交通事故の判例があれば、それに照らし合わせて決めるようになっています。類似した交通事故での判例があれば、同じ過失割合にするのが妥当だと考えられるためです。

また、交通事故の過失割合について書かれている本が三冊あります。1つは「別冊判例タイムズ 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」という題名の本です。不定期で刊行されている価格の高い雑誌で、2014年に刊行された38号が最新刊になっています。交通事故での過失割合について民事裁判で争った事例がたくさん掲載されています。この本に載っている判例が基準にされることが多いです。示談交渉をする際に揉めてしまったら、この本を相手に提示して交渉するといいでしょう。

残り2つは青本と呼ばれる「交通事故損害額算定基準」というタイトルの本と、赤い本と呼ばれる「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」というタイトルの本です。いずれも弁護士基準での、交通事故の損害額について書かれている内容で、赤い本の方は首都圏で起きた交通事故についての内容が中心になっています。価格は比較的リーズナブルであるため、交通事故の当事者になってしまった場合には、買っておくといいでしょう。

過去に似ている事故はたくさん発生していても、全く同じ事故というのは存在しません。似た事件の判例を参考にして過失割合を決定しても、納得がいかないということがよくあります。過失割合の決定というのは、かなり難しい問題なのです。